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セラミドの美肌&保湿効果を徹底調査してみました

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敏感肌・アトピー肌

敏感肌やアトピー肌にセラミドが効果的。しかも刺激が少ないのはなぜ?その理由を解説します。

セラミドは敏感肌&アトピー肌の方にこそオススメの美肌成分

女性・美肌

敏感肌やアトピーの直接的な原因はアレルギーであったり、化粧品やシャンプーなどが合わなかったり、過剰な肌ケアだったりとさまざまです。

一般的に、アトピーの人はセラミド産生が低下していると言われています。[注1]

セラミドが不足すると肌のバリア機能が低下しやすいため、ちょっとした刺激にも敏感に反応しやすくなってしまうのです。

セラミドの大きな役割は「バリア機能」

人の皮膚は、角質細胞の薄い層が積み重なってできていて、規則正しく並べられています。その角質細胞の隙間を埋めているのが、セラミドを主成分とする「角質細胞間脂質」。角質細胞間脂質は、細胞と細胞をつなぐ接着剤やセメントのような役割を果たしているのです。

角質細胞間脂質が持つ大きな役割は、バリア機能。体内に異物が入りこまないようにシャットダウンし、角質層に蓄えられた水分が蒸発しないよう水分を抱え込みます。

角質細胞間脂質の中に十分な量のセラミドがあり正常に機能していれば、湿度が低い環境でも肌が乾燥せず、外的刺激の影響も最小限ですむと言われています。一時的に肌が乾燥しても、潤いを取り戻すことができるのはセラミドによるものです。

セラミドが不足すると隙間ができてしまうので、皮膚の保湿力が低下し、外的刺激にも弱くなるなど、バリア機能も低下してしまいます。肌の乾燥はシワやたるみの原因になることも。セラミド不足は、肌の健康に大きく影響を与えてしまうのです。

セラミドが減少する原因

セラミドが減少してしまう原因としては、加齢、間違ったスキンケア、ターンオーバーの乱れが挙げられます。

それぞれ詳しく説明しましょう。

加齢

加齢によってセラミドはどんどん減少していきます。どのくらい減ってしまうかというと、20歳に比べて40歳では、セラミドの量は半分程度だと言われています。特に保湿しなくても乾燥を気にしない子供が多いのは、十分にセラミドがあるからなのです。

間違ったスキンケア

セラミドは熱いお湯や過度な洗顔でも失われやすいもの。洗顔後、すぐに化粧水で水分補給をしないと肌が突っ張ってしまうのは、洗顔によってセラミドが失われているからです。

過剰な洗顔や、洗浄力の強すぎる洗剤を使った洗顔は、肌の汚れや不要な皮脂だけではなく、必要なセラミドまで洗い流してしまいます。

敏感肌、アトピー肌の方はまず洗顔料を見直し、これ以上セラミドを減らさないように心がけることも大切です。

ターンオーバーの乱れ

肌のターンオーバーのサイクルは以下のようになっています。

  1. 1.階層構造となっている皮膚の一番下で新しい細胞が作られる
  2. 2.作られた細胞が上(肌表面)に押し出されてきて角質となる
  3. 3.角質が自然と剥がれ落ちる

この過程2において、肌細胞が角化していく中でセラミドは作られています。

つまり、ターンオーバーが停滞してサイクルが遅くなってしまうと、セラミドの生産量も減ってしまうのです。

このことからも、肌の健康状態を取り戻すには、正常なターンオーバーが必要だと理解できます。ターンオーバーの平均的なサイクルは、20代で30日程度、30代で40日程度と言われています。サイクルを正常化し、セラミドの生産量を増やすには時間がかかることを覚えておきましょう。

セラミド配合の化粧品ならどんな肌にも合う?

全てのセラミド配合化粧品が、肌に刺激を与えないとは限りません。アレルギーの原因が人によって異なるように、人によって合うセラミドも異なります。

一般的にアレルギーを起こしにくいと言われているのは「ヒト型セラミド」と「天然セラミド」です。「植物性セラミド」は原材料になっている穀物類がアレルゲンになる可能性もあります。「合成セラミド」はケミカルな方法で作られるため、敏感な人は刺激になる可能性が高くなります。

刺激を感じたり、肌が赤くなったりするようなら、様子を見て慎重に使ってください。

肌が炎症を起こしているときは、炎症が収まるまで肌を刺激しないことが大切です。セラミド配合の化粧品でも刺激を感じたら十分に様子をみてから使用しましょう。セラミドそのものではなく、化粧品に含まれている何らかの成分が肌にとって刺激になる場合もあります。

また、ほんの少し症状が改善したからといって別の化粧品を取り入れると新たな刺激になってしまう可能性もあります。低刺激で自分にぴったりのベストコスメを見つけたら浮気はせず、肌に自信が持てるようになるまで地道に続けるのがコツです。

皮膚科でのアトピー治療にもセラミドが使われています

アトピー性皮膚炎は、皮膚にかゆみや荒れなどのアレルギー反応が出てしまう病気で、セラミド不足が引き起こす症状のひとつ。生まれつきの先天性で病気を持っている方もいれば、過度なストレスや過労で大人になってから急に症状が出てしまう方もいます。

どちらにも共通しているのが、特定のセラミド(セラミド1)が不足しているということ。皮膚科ではアレルギー症状を抑えるステロイドと共に、セラミド配合の化粧品やクリームが処方されます。

また、皮膚科の先生が監修したアトピーでも使えるセラミド配合のドクターズコスメも色々な種類があり、病院で紹介してもらえることもあります。

セラミドを供給するための2つの方法

不足しているセラミドをうまく増やすことができれば、肌のバリア機能は回復し健康な肌に近づいていくことになります。

セラミドを供給する方法は、経口摂取か肌に塗るかの2種類。

それぞれの方法を以下で解説します。

1.セラミドを食べて補う

セラミドを含む食べ物を食べる場合、おすすめの食品はこんにゃくです。

特に生芋から作られたこんにゃくはセラミド含有量が高く、アレルギー反応も出にくいと言われています。

とは言え、毎日こんにゃくを食べるのは大変、という方におすすめなのがサプリメントのセラミドです。種類は豊富で、特にヒト由来のセラミドが吸収されやすいという意見もありますが、毎日続けることが大切なので続けられる予算のものを選びましょう。

2.セラミドを肌に塗って補う

セラミドは一つだけではなく、スフィンゴシンと脂肪酸が結合した化合物の総称で、大まかに分類すると12種類存在するとされています(発見されているのは11種類)。[注2]化粧品に用いられるのは、そのうち8種類です。

化粧品に配合されているセラミドは、その由来によって4種類に区別されます。

セラミド不足を補う効果が期待できるのは、天然セラミド、ヒト型セラミド。天然セラミドは主に馬から抽出されたもので、セラミドの中では最も高価。

ヒト型セラミドは発酵を利用して人が持つセラミドと同じ構造になるように合成されたものです。構造そのものは人のセラミドと同じなので肌に馴染みやすく、安価な点が特徴です。

他に石油由来の合成セラミド(疑似セラミド)と植物セラミドがあります。これらのセラミドに改善効果がないわけではありませんが、アレルゲンになる可能性は、天然セラミド、ヒト型セラミドよりは高いようです。また、天然セラミド、ヒト型セラミドのほうが保水力も高くなります。

敏感肌やアトピー肌に、セラミドをおすすめする理由

敏感肌やアトピー肌では、バリア機能が低下しているため、乾燥しやすい、刺激に弱いといった状態が引き起こされています。[注3]

これまで見てきたように、セラミドは皮膚のバリア機能の低下に悩んでいる方におすすめの成分。自分の肌に合うセラミド化粧品が見つかれば、敏感肌やアトピーから脱却できる可能性が高まります。

セラミドはもともと角質内に存在する成分なので、肌への刺激が穏やかで馴染みやすいと言われています

そのため、刺激を受けやすい敏感肌やアトピー肌の方にも適したアイテム。

化粧品にはセラミド以外にも様々な添加物が含まれているため、化粧品によっては肌によって合う、合わないというものは出てきますが、できるだけ刺激の少ないものを探すなら、添加物の少ないものに注目してみましょう。

セラミド化粧品のオススメはコチラ

[注1]一般社団法人 日本アレルギー学会:アトピー性皮膚炎と皮膚のバリア機能[pdf]

[注2]公益社団法人日本生化学会:セラミドとその代謝産物の皮膚における役割

[注3]公益社団法人 日本油化学会:皮膚角質細胞 間脂質の構造と機能[pdf]

 
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